PRACTICE STEP 03
レビュー依頼用の成果物をまとめる
本 STEP では、STEP 01 と STEP 02 で作った成果を、社内の AI 活用推進担当者がレビューしやすい 1 つの Markdown ファイルに集約し、BOX にアップロードして共有します。本 STEP で扱うのは「何を揃えるか」「どう整形するか」「BOX へのアップロード手順」のみで、新規の改善案検討やレビューの段取りは対象外です。
本 STEP の最初の 1 メッセージ(テンプレート)
1. 成果物パッケージに含めるもの
レビュアーが短時間で全体像を掴めるよう、以下の項目を揃えます。「必須」はすべて、「任意」は該当する場合のみ含めてください。
| 項目 | 形式 | 元になる STEP | 必須/任意 |
|---|---|---|---|
| 業務概要シート | テキスト(数行) | 引き継ぎパッケージ「1. 対象業務」 | 必須 |
| 現状業務フローの詳細 | 表(ステップ別の担当・I/O・分岐・工数・属人化) | 引き継ぎパッケージ「1.5 ステップ別詳細」 | 必須 |
| Before / After 比較図 | Mermaid ソース(Markdown のコードブロックに埋め込み) | 引き継ぎパッケージ「2. Before / After フロー」 | 必須 |
| 改善ポイント一覧 | 表(採用 3 案、該当ステップ番号付き) | 引き継ぎパッケージ「3. 採用した改善 3 案」 | 必須 |
| 効果見積もり | 表(工数差分・頻度・月次/年次効果) | 引き継ぎパッケージ「5. 効果見積(月次換算)」 | 必須 |
| 前提・制約条件メモ | 箇条書き | 引き継ぎパッケージ「4. 現場制約と現実的な落とし所」 | 必須 |
| 未確認事項リスト | 箇条書き(該当なければ「なし」と明記) | 引き継ぎパッケージ「6. 未確認事項」 | 必須 |
2. Claude でパッケージを自動生成する
成果物は 1 ファイルの Markdown(拡張子 .md)にまとめます。レビュアーがスクロールで全体を一望でき、コメントもしやすくなります。Mermaid ソースは Markdown のコードブロック(```mermaid ... ```)として埋め込み、そのまま転載してください。Markdown 1 本に集約することで、後続の BOX 共有もファイル 1 つで完結します。
冒頭で貼り付けた「STEP 03 引き継ぎパッケージ」がそのまま素材になります。次のプロンプトを 1 回貼って投げるだけで、Claude が成果物テンプレートに沿った最終 Markdown を Artifact として組み立てます(テンプレートはプロンプト内に埋め込み済みなので、別途コピペは不要)。引き継ぎパッケージ内の数値・採用 3 案・Mermaid は 一字一句変えずに転載させるのがコツです(Claude が「読みやすく整える」と称して値を勝手に丸めてしまうのを防ぐため)。
プロンプト例
業務改善提案_見積書作成.md)で .md として保存してください。このファイルがそのまま次セクションの BOX アップロード対象になります。
3. 機密情報の最終確認
- 取引先名・契約金額・案件名がそのまま残っていないか
- 個人名・社員番号が記載されていないか(部署名・役職に置換)
- 社内システム名・サーバ名・URL が含まれていないか
- Mermaid コードブロック内のノードラベルに上記が描かれていないか
- 会話履歴を一緒に共有する場合、過去のやり取りに上記が残っていないか
4. BOX にアップロードして共有する
最終確認の済んだ Markdown ファイルを、社内の BOX 上の指定フォルダにアップロードします。フォルダおよびレビュアーのアクセス権限は既に管理者によって設定済みのため、申請者はフォルダにファイルを置いたうえでレビュアーに通知するだけで共有が完了します。
(ここに BOX 共有フォルダの URL を記載:例 https://app.box.com/folder/xxxxxxxxxx)※ 本マニュアルの公開前に最新の URL に置き換えてください。アクセス権限が無い場合は AI 活用推進担当者または部署担当者に連絡してください。
-
アップロード先フォルダを開く
上記 URL をブラウザで開き、BOX 上の共有フォルダにアクセスします。サインイン後にフォルダ内容が表示されれば、アクセス権限は正しく付与されています。 -
Markdown ファイルをアップロードする
フォルダ画面右上の「アップロード」ボタンから先ほど保存した.mdファイルを選択。ファイル名に業務名と申請者名(例:業務改善提案_見積書作成_山田.md)を入れておくと、レビュアー側で識別しやすくなります。 -
レビュアーに通知する
アップロード後、対象ファイルの「共有リンクを取得」からリンクをコピーし、Teams にて AI 活用推進担当者に通知します。通知の際は、共有リンクに加えて対象業務名を添えます。特に見てほしい観点があれば任意で添えると、レビュアーが論点を把握しやすくなります。
.md ファイルはプレーンテキストとして表示され、Mermaid 図は自動描画されません。レビュアーは必要に応じてダウンロードのうえ Markdown 対応エディタで開く想定です。本 STEP の役割は「レビュー可能な 1 ファイルを BOX 共有フォルダに置く」ところまでで、レビュアー側の開き方は本ガイドの対象外です。
この STEP のまとめ
- 本 STEP は STEP 02 で作った「引き継ぎパッケージ」を新しいセッションの冒頭に貼り付けて開始する。
- 成果物は「業務概要・現状業務フローの詳細・Before/After・改善ポイント(採用 3 案)・効果見積・前提制約・未確認事項」を 1 Markdown に揃える。Mermaid 図だけでは各ステップの中身が伝わらないので、ステップ別詳細表の同梱が必須。
- 引き継ぎパッケージから 一字一句変えずに転載させ、Claude による再計算・新規案追加を防ぐ。
- 出力した Markdown は手元で
.mdファイルとして保存し、共有前に固有名詞・Mermaid 図内のラベル・会話履歴を最終チェックする。 - 最終確認の済んだ Markdown ファイルを BOX の指定フォルダにアップロードし、共有リンクと共に対象業務名(観点は任意)を添えてレビュアーに通知する。