PRACTICE STEP 00

業務改善ガイドの全体像と役割分担を把握する

本 STEP のゴールは、STEP 01 に手を動かし始める前に 「読者がどのフェーズで何をするのか」「Claude にどこを任せるのか」を 1 枚の図と表で頭に入れることです。本ガイドは 3 STEP すべてが「読者がコンテキストを渡す → Claude が整形・図化する → 引き継ぎパッケージを次セッションへ運ぶ」という同じ型で繋がっており、最後に AI 活用推進担当者のレビューを経て業務改善の実装に進みます。所要時間は 10〜15 分です。

この STEP の使い方 本 STEP では Claude にはまだ何も入力しません。読み終えたら STEP 01 の新しい Claude セッションを開いて作業を開始してください。

1. 業務改善ガイドの全体フロー

読者と Claude の手番、各 STEP の成果物、最終的なレビューまでを 1 枚にまとめると次の流れになります。STEP 01〜03 はそれぞれ別の Claude セッションで進める前提で、矢印の 「前 STEP の引き継ぎパッケージをコピー」 がセッション間のバトンになります。

業務改善ガイド 全体フロー:事前準備 → STEP 01 → STEP 02 → STEP 03 → 最終ゴール の流れと、各 STEP における読者の役割/Claude の役割/成果物の対応関係
業務改善ガイドの全体フロー(クリックで原寸表示)

2. 各 STEP における役割分担

本ガイドでは 「読者が判断・コンテキスト提供を握り、Claude が言語化・図化・整形を担う」 という分業を一貫しています。Claude に丸投げするのではなく、業務のリアリティと採否判断は必ず読者が下す前提で読み進めてください。

STEP 読者の役割 Claude の役割 引き継ぎ成果物
00
事前準備
本ページで全体フロー・役割分担を把握。Claude 導入マニュアルの必読 3 章(第 1・2 章 / 第 4 章 / 第 6 章)を確認し、機密情報のマスキング方針を決める。 (このフェーズではまだ使わない)— 準備が整ってから STEP 01 で初めて Claude にコンテキストを渡す。 必読章の読了チェック/マスキング方針メモ
01
現状フロー化
業務の輪郭をメモ。固有名詞・金額・個人名をマスキング。Claude の質問に回答して情報を埋める。 不足項目を質問でヒアリング。Mermaid 記法で現状フロー図を生成。担当・工数・属人化情報を整形。 パッケージ A:現状フロー図+ステップ別詳細+属人化メモ(Markdown Artifact)
02
改善検討
パッケージ A を新セッションに貼付。改善案のうち自部署のリアリティで採否を判断。 現状フローの課題抽出。改善案を 10 案発散 → 評価軸で 3 案収束。Before / After を 1 枚図に整形。 パッケージ B:採用 3 案+Before/After 図+効果仮説(Markdown Artifact)
03
成果物化
パッケージ B を新セッションに貼付。出力 Markdown の事実関係と機密情報を最終確認し、BOX へアップロード。 Markdown 1 枚に集約。効果見積もり(工数削減・コスト・期間)を補完。レビュー観点を末尾に追加。 提案 Markdown(Mermaid 図埋め込み)/BOX 共有リンク
レビュー AI 活用推進担当者からの指摘を受け取り、修正方針を決める。必要に応じて STEP 02 / 03 のセッションに戻る。 (セッションの外)— 指摘に応じて再度 Claude に修正を依頼し、修正後の Artifact を再共有する。 レビュー反映済み提案 → 業務改善の実装フェーズへ

3. なぜ STEP ごとに Claude セッションを分けるのか

1 つのセッションで全 STEP を進めると会話が長くなり、Claude が古い指示や前提を引きずって脱線しがちです。「Artifact で引き継ぎパッケージを作る → 新セッションに貼り直す」方式にすると、各セッションを 「現状把握だけ」「改善検討だけ」「成果物まとめだけ」に責務を絞れるので、出力の質が安定します。

TIP 本ガイド全体を 1 つの Claude プロジェクト(第 3 章「Projects」)にまとめておくと、STEP 01 → 02 → 03 で会話履歴・ファイル・カスタム指示が引き継がれ、引き継ぎパッケージの貼付けも省力化できます。