CHAPTER 03
主要機能ガイド
Claude.ai はチャットだけでなく、ファイル添付・Web 検索・Artifact・Projects など、業務を大きく加速させる機能を備えています。この章では、業務に効く順に主要機能を紹介します。
1. ファイル添付 — 資料を読ませて要約・分析
入力欄のクリップアイコンから、各種ファイルを添付できます。複数ファイルの同時添付も可能です。
| 形式 | 主な用途 |
|---|---|
| 議事録/契約書/論文/報告書の要約・抜粋・比較 | |
| Word(.docx) | ドラフト文書の校正・章立て案の作成 |
| Excel / CSV | 表データの傾向把握、集計案、グラフ提案 |
| テキスト / コード | ソースコードのレビュー、ログ解析 |
| 画像(PNG / JPG) | スクリーンショットの読み取り、図表の説明、エラー画面の解析 |
使用例:PDF を要約させる
2. Web 検索 — 最新情報を踏まえた回答
Claude には、回答時に Web を検索する機能があります。入力欄付近のWeb 検索トグルをオンにする、または明示的に「最新情報を Web で調べて答えて」と指示すると、検索結果を踏まえた回答が返ります。
- 製品の最新仕様、ニュース、技術トレンドなどを調べるときに有効。
- 引用元の URL が回答に含まれるので、必ず一次情報を確認してから利用。
- 社内情報(イントラ等)は検索対象外。社内ナレッジは Projects(後述)にアップして使うのがおすすめ。
3. Artifact — 成果物を別ペインで編集・プレビュー
まとまった長さのコード、文書、HTML、Markdown、図表などを Claude に作らせると、画面右側に Artifact(アーティファクト)と呼ばれる専用ペインが開き、生成物を独立して確認・修正できます。
- HTML や React コンポーネントはその場でプレビュー表示される。
- 「ここの色を変えて」「この章だけ書き直して」と指示すると、Artifact 内が部分的に更新される。
- 会話履歴と切り離されているので、成果物だけまとめてコピー/保存できる。
使用例:チェックリストを Artifact で作る
4. Projects — 知識を集めた専用ワークスペース
Projects は、関連する資料・指示・会話をまとめて持ち込める作業空間です。同じ前提で何度も Claude を使う業務に最適です。
こんな使い方が便利
- 製品サポート用:製品マニュアル PDF・FAQ・対応指針を入れて、問い合わせ対応のたたき台を生成する。
- 提案書作成用:会社案内・サービス資料・過去の提案書を入れて、新規顧客向けの提案ドラフトを書かせる。
- 技術調査用:仕様書・ソースコード・関連論文を入れて、設計の壁打ち相手にする。
Projects の作り方
- 左サイドバーの Projects から「新規プロジェクト」を作成。
- 名前と目的(Project 内の Claude の役割)を簡単に書く。これがその Project 内で常に効く前提になる。
- 「ナレッジ」エリアに参照させたいファイル(PDF・Word・テキスト等)をアップロードする。
- あとは通常通り会話を始めれば、Claude は毎回ナレッジを踏まえて回答する。
5. 画像理解
PNG / JPG / スクリーンショット等を添付すると、Claude が画像内のテキストや図、UI 構成を読み取って回答します。
- エラー画面のスクリーンショットを送って、原因の候補を出させる。
- 図表入りの資料を読み取って、データを表形式で書き起こす。
- UI デザインのスクショを見せて、改善ポイントを挙げてもらう。
6. 音声入力(モバイル/デスクトップ)
モバイルアプリやデスクトップアプリでは、マイクボタンから音声入力ができます。長文の要件説明や、複数の論点を整理して話すような場合に効率的です。会議直後にスマホで「今の議論のポイントを整理して」と話しかける使い方が定番です。
7. 表示モード — Markdown のスタイル
Claude の回答は内部的に Markdown 記法で構成されており、見出し・箇条書き・表・コードブロックが自動で整形されます。コピー時にはこの記法ごと貼り付けされるため、社内ツール(Notion / Confluence / Slack 等)にそのまま貼ると整形が利く場合があります。
この章のまとめ
- ファイル添付+ Projects で「社内ナレッジを抱えた専属アシスタント」が作れる。
- Artifact は成果物を独立編集できる強力な作業領域。長文・コード・HTML はここで仕上げる。
- 添付・Web 検索は便利だが、扱う情報の機密区分を毎回必ず確認する。