CHAPTER 07
FAQ・トラブルシューティング
日常利用でつまずきやすいポイントと、その対処法をまとめました。表示や挙動の細部はサービス更新で変わる可能性があるため、公式ヘルプ(第 8 章のリンク集)も併せて確認してください。
動作・表示に関する FAQ
Q1. 回答が途中で切れてしまいます
A. 1 回の回答に上限があるため、長い出力は途中で止まることがあります。「続きをお願いします」と送るか、最初の依頼で「章ごとに分割して、まず 1 章だけ書いて」のように分割出力を指定すると安定します。
Q2. メッセージ送信回数の上限に達したと表示されました
A. プランごとに一定時間あたりの利用上限があります。表示される時刻まで待つか、軽量な処理であれば Haiku モデルに切り替えると上限とは別枠で使えることがあります。短時間に大量利用しないよう、まとめてプロンプトを投げる工夫も有効です。
Q3. 添付した PDF が読めない/文字化けします
A. 次の点を確認してください。
- PDF が画像スキャンのみの場合、文字認識(OCR)が必要になることがあります。
- パスワード保護や閲覧制限付きの PDF は読めません。保護を外したコピーを使ってください。
- サイズが大きすぎる場合、必要な章だけを抜粋して再アップロード。
- それでも難しい場合は、本文をコピーしてテキスト貼り付けに切り替えるのが確実です。
Q4. 日本語の表現が不自然です/敬語が変です
A. Sonnet → Opus に切り替える、または「日本のビジネス文書として自然な丁寧体で、口語や直訳調を避ける」と明示的に指示してください。1 段落分の参考文(実際の社内メールなど)を貼って「この文体に合わせて」と頼むのも効果的です。
Q5. 同じ質問なのに、回答内容が毎回違います
A. 生成 AI は確率的に回答を組み立てるため、毎回まったく同じ文章にはなりません。手順や数値の正確性が必要なときは、出力をそのまま使わず必ず人間が確認してください。
セキュリティ・運用に関する FAQ
Q6. 機密情報をうっかり入力してしまいました
A. すぐ次の対応を取ってください。
- 該当の会話を削除する。
- 添付ファイルがあれば、それも削除する。
- 第 6 章 5-5 の手順に従い、社内の情報セキュリティ窓口へ報告する。
- 独断で対処を完了せず、窓口の指示に従って影響範囲を確認する。
Q7. 出力をそのまま顧客に送ってもよいですか
A. 原則として NG です。事実関係・固有名詞・数値・トーンを必ず自分で確認・調整し、内容に責任を持てる状態にしてから送付してください。納品物に AI 生成物を含めること自体が契約で制限されている場合もあります。
Q8. 過去の会話を他の人に見られることはありますか
A. 個人アカウントの会話は通常その本人にしか見えません。一方、Team / Enterprise プランの管理者は、監査目的で利用状況を確認できる場合があります(プラン仕様による)。「他人に見られたら困る私的な内容」を業務アカウントで扱わないようにしてください。
品質を上げたいときの改善チェックリスト
回答が思った通りでないときは、上から順番に試してください。
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プロンプトを見直す
「役・目・文・形」(第 4 章参照)の 4 要素が揃っているか確認する。 -
背景情報を足す
対象読者、利用シーン、トーン、長さ、参考にしてほしい文体などを追記する。 -
具体例を提示する
「こんな感じで」と過去のサンプルを 1 つ貼ると、出力の方向性が大きく変わる。 -
モデルを切り替える
Sonnet → Opus に上げる、または短い処理なら Haiku で速度重視。 -
会話を仕切り直す
文脈がこじれた場合は、新しい会話で再スタート。 -
分割する
大きな依頼を「まず構成」「次に章ごと」「最後に校正」に分けて投げる。
この章のまとめ
- 困った時はまず「続きを書いて」「分割して」など対話で粘る。
- 事故時は「削除 → 報告」を最短で。独断で進めない。
- 改善は「プロンプト見直し → 文脈追加 → モデル変更 → 仕切り直し」の順で。